コラム|郡山市朝日の歯科医院【フィレールデンタルクリニック】

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歯周病

早産の原因となる妊娠性歯肉炎・歯周炎とは?

妊娠してからブラッシング時に歯肉から出血したり、時々歯肉が腫れたりする症状はありませんか?郡山で歯周病でお悩みの方はフィレールデンタルクリニックにご相談ください。

妊娠するとホルモンの影響によって妊娠性の歯肉炎や歯周炎になりやすいと言われています。歯周病が、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼすことはご存知でしょうか?

今回は、妊娠性歯肉炎や歯周炎が、お腹の赤ちゃんにどのような影響を及ぼすのかを解説していきたいと思います。

妊娠性歯肉炎や歯周炎の症状

 

以下の症状がある方は、妊娠性歯肉炎や歯周炎の可能性があります。

 

・ブラッシング時出血する

・歯肉が時々腫れる

・歯肉の色が赤い

・つわりの影響で歯ブラシが出来なかった

「妊娠性歯肉炎・歯周炎」とは?

歯周病

歯周病とは、お口の中の細菌(歯周病菌)によって引き起こされる歯肉の病気です。

炎症の度合いが歯肉までの場合は歯肉炎といい、炎症が歯の骨まで進んでしまうと歯周炎となります。

両方の状態を歯周病と言い、妊娠中に起こりやすいのが妊娠性歯肉炎です。

妊娠中はホルモンの分泌が盛んとなり、このホルモンを好む細菌が多くなることから、妊娠性歯肉炎になりやすいと言われています。

妊娠中に必ず罹患する歯肉の病気ではありませんが、10%〜70%が罹患すると言われているため注意が必要です。

 

妊娠中に歯肉炎・歯周炎が起こりやすい理由

 

つわり

妊娠初期におこるつわりによって、歯磨きが上手く出来ず、汚れや磨き残しが原因で歯肉に炎症が起こります。その後、つわりが落ち着いても、炎症状態が改善されず、歯肉炎から歯周炎へと進行してしまうケースもあります。

 

口の中が酸性に傾きやすい

妊娠すると食べ物の好みが変わり、酸っぱい食べ物を食べたくなります。また、食べつわりによって食べる回数が増えてしまうなどの食生活の変化があり、お口の中が酸性に傾きやすくなります。そして、虫歯ができると、その周りには汚れがつきやすくなります。汚れが増えれば歯茎の炎症にもつながり、歯周病の原因になることがわかっています。

 

 

ホルモンバランスによるもの

妊娠中は女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の分泌が活発になります。これらのホルモンは歯周病菌が繁殖しやすい状態をつくるため、ごく少量の汚れでも、歯肉の炎症が起こりやすくなると言われています。

 

歯周病がお腹の赤ちゃんに与える影響

 

妊娠性歯肉炎は、早産や低体重児のリスクを高めると言われていて、そのリスクは、喫煙や飲酒よりも高く、およそ7倍もあります。

また、妊娠性歯肉炎を放置することで、そのまま歯周炎に移行し、重症化してしまいます。

他にも、お母さんのお口の中の菌は、お子さんに移ると言われています。生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は無菌状態です。

唾液を介してお子さんに移るため、むし歯や歯周病の菌も移ってしまいます。

歯周病の菌が早期にお子さんに移ってしまうと、歯周病菌が早期にお口の中に定着し、将来的に歯周病のリスクが高くなってしまいます。

 

歯周病は、早期発見、早期治療することが重要で、健康な歯や歯肉を守ることができます。

 

妊娠性歯肉炎・歯周炎の治療法

歯周治療

歯科医院で状態の検査を行った後、歯石除去や歯のクリーニングを行います。痛み刺激はお腹の赤ちゃんに良くないため、痛みが出ない範囲で治療を行います。

 

予防歯科

歯石取りが終わったら、定期的な予防管理に移行します。PMTCと言って、歯科衛生士が専用の機械を使い、歯のクリーニングやマッサージを行います。通院のペースは、歯肉や口の中の状態を見ながら決めます。

 

ブラッシング

 

できるだけ毎日、毎食後に丁寧にブラッシングをすることが重要です。歯肉が腫れている部分は出血しやすいですが、気にせずにやわらかい歯ブラシでやさしく磨きましょう。出血するからといって、磨かないと、炎症はさらに進行してしまいます。

歯ブラシを歯と歯肉の境目に当て、やさしく小刻みに動かしましょう。

まとめ

妊娠性歯肉炎・歯周炎はお腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼします。また、放置することで進行してきます。

身体のことを最優先に考えながら、体調のいい時期に歯科医院を受診しましょう。

また、歯科健診では、むし歯や歯周のチェック等をしてもらい、問題が無くても歯科医院で歯の掃除(歯石取りやPMTC)を受けましょう。

まずは郡山にあるフィレールデンタルクリニックへご相談ください。